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―袋物博物館―
100年の歴史をつなぐ「東屋」

経営学科 粟屋ゼミ(3年生) Cチーム

2022/01/11

経営学科の粟屋仁美教授の「専門演習」(3年生ゼミ)では、4年次の卒業研究につながる学修の一環として、経営学の応用理論を議論しながら学んでいます。今回は、身近な事例を基に企業経営について学ぶため、博物館等を見学し、実地調査を行いました。複数名の学生がチームとなって行った調査報告を紹介します。

東屋とは?

東屋とは、東京都墨田区両国にある創業1914年の革小物製品専門店です。バッグや財布はもちろん煙草入れなどを全て手作業で製造しており、牛革や日本の墨田区での加工が約90%と言われている豚革が使われています。また、「まるあ柄」という水玉模様は商標登録もされています。

博物館の様子

博物館では江戸・大正・昭和と当時の革製品が展示されており触る体験もできました。時代の特徴が柄や加工として製品に表れており当時の様子を展示品から推測することができます。まるで歴史の1ページを見ているような時間で、どのように革小物が発展してきたのかがわかります。入館者全員に革のしおりもプレゼントされるのでとても貴重な体験でした。

今はどんなことをしているの?

今日に至るまで、東屋では職人による手作りでの革小物の製造、販売を行っています!財布や小物入れだけでなく、ショルダーバッグやペンケースなど、多種多様な製品があるほか、オーダーメイドで素材を一から使って顧客のニーズに合わせたものを作っているそうです。

どこで買えるの?

現在は、博物館に隣接されている専門店での購入がメインになっていますが、不定期で都内のデパート等でのイベントで販売されることもあるようです!また、ネット販売もあります。

まとめ

今回、袋物博物館に行ってみてわかったことは、日本の革製品の歴史と、それが今日に至る変遷の奥深さです。実際に手に取って当時の製品と現在の製品の違いや、現在でも職人がひとつひとつ手作りする老舗ならではのこだわりを肌で感じることができました。さらに、現代の職人さんによる手作りの革製品を見て、伝統技術の素晴らしさを感じると同時に、純粋に欲しいなと思いました。