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空港スタッフを目指して
~国際学部で空港グランドハンドリング協会の特別授業を実施~

国際学部 織井啓介教授

2026/02/02

1月21日、国際学部の「空港ビジネス」(織井啓介教授)の授業を実施し、一般社団法人空港グランドハンドリング協会(AGHA)と会員企業3社の皆様にご講義いただきました。空港運営において重要な役割を担うグランドハンドリング業務(旅客ハンドリング、ランプ・貨物ハンドリングなど)への理解を深めることを目的としたものです。就職活動をスタートさせている3年生を中心に皆真剣に聴講しました。

 

「空港ビジネス」を担当する織井啓介教授

グランドハンドリングとは?

空港グランドハンドリング協会の奥村亮介氏から「グランドハンドリング」についての説明がありました。飛行機の着陸から離陸までに行われる地上業務を指すグランドハンドリングは、航空機の運航を安全かつ時間通りに行うための重要な役割を担っています。空港を利用する人々と直接関わる業務(旅客ハンドリング業務)もありますが、荷物の積み降ろしや管理、航空機の誘導など(ランプ・貨物ハンドリング業務)を通じて、安全で快適な空の旅を支える「縁の下の力持ち」としての使命もあり、その内容は多岐にわたることが紹介されました。

空港地上支援業務(狭義のグランドハンドリング業務)に特定地上職(いわゆるグランドスタッフ)などを含めた広義のグランドハンドリング業務です)

各企業からの業務紹介

続いて、成田国際空港でグランドハンドリング業務に携わる3社の企業の皆様から、具体的な業務内容を紹介いただきました。

① ランプ業務とオペレーション業務:日本空港サービス株式会社

日本空港サービス(JASCO)宮本ほの香氏からは、飛行機の到着から出発までを地上で支えるランプ業務と、全体を管理するオペレーション(運用管理)業務について説明がありました。ランプ業務では、飛行機が安全に出発・到着できるよう、地上でさまざまな作業が行われています。パイロットとの連携や周囲の安全確認が欠かせず、一つひとつの判断が安全に直結する仕事であることが紹介されました。また、オペレーション業務では、運航状況や天候を管理するとともに、重量・重心管理によって機体のバランスを調整します。現役社員の声として、仕事のやりがいだけでなく、安全や定時運航に直結する責任の重さなど、現場ならではの厳しさについても紹介されました。

② 旅客ハンドリング業務:空港ターミナルサービス株式会社

空港ターミナルサービス株式会社(ATS)松本明香氏からは、旅客サービス業務について説明がありました。旅客業務では、安全・安心な空の旅を支えるため、人だからこそできる対応が求められます。チェックインカウンターでは、渡航書類の確認や搭乗券の発行、出発までの案内を行います。また、ゲート業務や到着業務、手荷物サービスなど、フライトの前後もグランドスタッフの仕事は続きます。さらに、案内カウンターやテレホンセンターでは、空港内で困っているお客さまへのサポートを行います。旅客業務が空港の印象を左右する大切な役割であることが強調されました。

③貨物ハンドリング業務:株式会社スカイカーゴビジネス

スカイカーゴビジネス(SCB)星祐一氏からは、航空貨物の取り扱いに関する業務が紹介されました。航空貨物は、自動車部品や生鮮食品、医薬品など、私たちの生活や社会を支える重要な役割を担っています。貨物上屋では、輸出貨物をまとめるビルドアップや、輸入貨物を仕分けるブレイクダウンといった作業が行われます。限られた時間の中で、正確に作業を進めることが求められます。また、PC入力などを行う航空貨物事務も重要な仕事の一つです。モノの流れを支える仕事が空港運営に欠かせないことが学生たちに伝えられました。

協会ならびに3社の皆さんは、授業終了後も30分間ほど授業会場に残ってくださり、3年生を中心に学生からの活発な質問や相談に対応いただきました。

  • 学生から職場の男女比や必要な語学力など質問が寄せられました

  • 学生からの質問に回答する空港グランドハンドリング協会 大越裕貴氏

  • 企業パンフレットをもらう学生たち

  • 空港業界への就職を目指す学生からの相談に対応いただきました

今回の特別授業は、空港のさまざまな現場で活躍するプロフェッショナルの皆様から直接お話を伺う貴重な機会となり、現場で働く方々のリアルな話に触れることで、学生たちは空港業界への理解を深めるとともに、自身の将来像を考えるきっかけを得ました。国際学部では学生の皆さんのキャリア形成に資するような教育活動を今後も展開していきます。

国際学部の学び