ゼミではどのような活動をしていますか
「投資」について考えていくゼミナールにしたいと考えています。皆さんの世代にとって、「投資」はそれを本業とする人だけではなく、全ての人が知らなくてはならない知識の一つです。皆さんにとってこれまであまりなじみのなかった投資を身近に感じられるようなディスカッションの場として、ゼミナールを機能させていきたいと考えています。基礎ゼミでの活動内容は以下を候補としています。
- 日経新聞の企業欄・証券欄を中心とした毎週の読み合わせ
- 日経Stockリーグへの参加準備(可能であれば本参加を検討)
どのような学生を求めていますか
「考える・発言する・手を動かす」の3つのアクションと「準備をする」というマインドを重要視しています。この3つのアクションと1つのマインドは社会人に必要な能力だと考えるからです。「これらのことが得意です」という学生はもちろん大歓迎いたしますが、「今は出来ないけれどこれらを身に着けたいです」という学生も同様に大歓迎です。私やゼミ生の仲間と一緒に精進していきましょう。
先生の専門分野について詳しく教えてください
「会計情報」が私の専門です。具体的には様々な会計情報を読み解き、それらが株価にどのように反映され、どう投資に生かしていくかを考えることが私の研究分野となります。一般的には様々な予想データや財務データなどが会計情報となりますが、近年ではAI等を用いての情報収集や分析など、これまで「会計情報」として考えられていなかったような「非財務情報」も扱われるようになっており、ITに優れる若手研究者の活躍が目立つ分野でもあります。なおこの研究分野を始めたきっかけは「民間の会社に就職したが、入社時に期待していた部署とは異なる部署に配属された」ことからです。配属される瞬間まではそのような仕事をするとは全く考えていませんでしたが、そこから長い付き合いとなりました。一生の出会いはどこに待っているのかは分からないものです。
先生について教えてください
2026年度から敬愛大学に着任する大学8年目の教員です。教員になる前は証券会社等で株式リサーチ関連部署に21年間従事しておりました。投資戦略の策定や財務コンサルティング等の経験がありますので、こうした仕事に興味のある学生は、ゼミ生であるなしに関係なくぜひ質問に来てください。
大きく区分すれば敬愛大学は4番目の職場になることから、割と転職が多い生き方をしています。大学生のころには考えてもいませんでしたが、同世代の中では割と時代に先んじている生き方をしているなと感じています。「転職という経験」については、割と客観的に見られるようにはなってきていますので、その経験についても聞きたいという学生は気楽に尋ねてください。
職業だけでなく趣味も変遷があります。時代順に並べると音楽演奏、音楽鑑賞、電子工作、史跡巡り、映画鑑賞と来ております。かなり熱しやすく冷めやすい性格なのかもしれません。敬愛大学着任後にも新たな趣味との出会いがあることを期待しています。
