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情報マネジメント学部で学びたい皆さんへ-教員からのメッセージ

情報マネジメント学部

2025/12/12

情報マネジメント学部で皆さんを迎える教授陣からのメッセージを紹介します。高い専門性と温かな人柄を備えた魅力的な教員が、一人ひとりに丁寧なサポートを行います。私たちと一緒に「情報」の可能性を探究しましょう!

AIとビッグデータを使いこなす

南 陽 教授 (専門分野:情報ネットワーク工学、情報知識工学)

本を丸暗記する時代は終わりました。これからは、生成AIを使いこなす力が求められます。AIはすでに多くの分野で人間を超える知能を持っていますが、私たちはその力を“使う側”になれるのです。

 

本学部の「ビッグデータマネジメント」の授業では、AIやデータを自在に操り、膨大な情報の中から本当に価値ある知見を見出す力を育てます。GeminiやNotebookLMなどをはじめ、最先端の生成AIツールも使いこなします。さらに、自分の興味あるテーマでビッグデータの収集・分析・可視化・発信に取り組む探究プロジェクトにも挑戦できます。こうした体験を通して、AIとビッグデータを使いこなす力が自然と身につきます。記憶やテストの点数よりも大切なのは、好奇心と探究心。新しい道具を使って世界を変えたい―そんな仲間と一緒に学びましょう。

地域を見て、考え、動かす―観光まちづくりの探究

津々見 崇 教授 (専門分野:観光計画、国土・都市計画、観光まちづくり)

専門は観光まちづくりで、「地域観光論」や「観光マーケティング」、「千葉の観光研究」等の科目を担当しています。世界中を多くの観光客が訪れる現代社会において、“観光と地域のより良い関係づくり” に貢献できる人材を育てたいと考えており、授業では、地域の姿を現場で観察し、データで確かめ、情報技術を活用して考える力を身につけられるよう工夫しています。

 

用意された答えのない課題に向き合い、自ら問いを立て、必要なデータを自分で集めて分析する。その過程で、地域の人々や出来事と出会い、それらを真剣に見つめ考えることで、世界の見え方が少しずつ変わっていきます。世界に興味を持ち、知りたいという気持ちを行動に変えられる学生さんたちとともに、持続可能性や観光DXなどの現代的テーマも踏まえながら、新しい観光まちづくりを探究したいと思います。

新たな仕組みを創造できる人間になろう

白川 慧 准教授 (専門分野:都市計画、不動産経済学)

AI、ビッグデータの活用、デジタル化といった近年の変化によって、従来であれば専門的な技術がなければ出来なかったことを誰でも簡単にできるようになる社会が実現しつつあります。出来ることが増えた今だからこそ、新たな仕組みを創造する発想が大事です。これまでなかった発想を生み出すためには、世の中に対する深い理解と洞察が必要になります。

 

学生の皆さんには、AI等のWebサービス、統計データ分析ソフト、Web上の様々な地理情報システム(GIS)など、新旧様々なツールをみずからの意思で活用できる能力を身につけるとともに、社会を分析する様々な学問の考え方やアプローチを学ぶことを通じて、今までなかったものの見方ができる人間、よりワクワクする面白いことが考えられる人間になることを期待しています。

「売れる理由」を科学するマーケティングを学ぼう

丁 明 准教授 (専門分野:流通論、消費者行動論)

世の中には大ヒット商品や話題のサービスがあふれる一方で、思ったように売れず、選ばれないものも数多く存在します。コンビニでの買い物、SNSで話題のブランド、サブスクなどの新しい仕組みには、必ず選ばれる理由と選ばれない理由が隠れています。マーケティングとは、消費者が「なぜ・どこで・いくらで・どんな商品やサービスを買うのか」を探求する学問です。

 

情報マネジメント学部では、実際のビジネスケースを題材に、データサイエンスの手法を用いて購買データやSNSデータを活用しながらマーケティングを学びます。商品やサービスがどう生まれ、どう広がっていくのか、その仕組みを読み解く力を養います。理論をしっかり学びつつ、チームや組織を動かす力、そして自ら「新しいマーケット」や「新しい価値」を創り出す力を身につけていきましょう。

社会を理解し、賢く生きる術を学ぶ

渡邉 徹 准教授 (専門分野:交通経済学、物流政策、観光政策)

1年生を対象とする「経済学概論」の授業を担当しています。「何だか難しそうな授業だな」と感じるかもしれません。しかし、GDPや消費者物価指数といった、新聞やテレビのニュースなどでときどき見聞きするデータに注目することで、日本経済の成長ぶりや、私たちが日常購入するモノやサービスの価格の変化が見えてくるとともに、メディアの報道の意味もよく理解できるようになります。

 

また、経済学を学ぶことにより、たとえばモノやサービスの価格が高くなるインフレでは、財布の中のお金をそのままにしておくのが得なのか、銀行などに預けるのが得なのか、あるいは株式などに投資するのが得なのかも判断できるようになります。経済学を学ぶことは、私たちが生活している社会について理解し、賢く生きる術を学ぶことなのです。さあ、一緒に経済学の扉を開けてみませんか?