ひときわ目を引いたのが日産自動車の新型電気自動車です(右写真)。私たちは自動車産業についてあまり詳しくなく、日産自動車についてもゼミの授業で、元最高経営責任者であるカルロス・ゴーン氏について学んだだけなので、不安でしたが意を決して、日産のスタッフの方にヒアリングしてみました。日産ブースのスタッフによると、これまで日産自動車の電気自動車はリーフが代表車でしたが、リーフは小型車なので、今度はSUVで作りたいと思い開発にしたそうです。
日産は電気自動車を消費者ニーズに合わせていろいろな車種を開発しており、他の企業よりも電気自動車の普及後を見据えて研究していると感じました。
2019年10月24日~11月4日に行われていた東京モーターショーに、ゼミ活動の一環で行ってきました。東京モーターショーでは様々な企業がこれから売り出す車や、近未来の車を展示しています。8カ国、187社の企業が参加しており、どの企業も熱が入っていました。
日産のスタッフに聞いてみた!
時代は陸から空へ
色々な企業が魅力的な展示をしている中で一番印象的だったのがHONDAの「空飛ぶスポーツカーを、つくるんだ。」というモチーフの展示でした。
「HONDAは創業当初からの夢である空を自由に移動できるモビリティーの提供の実現化に向けて1986年から研究をしています」と、ホンダーブースのスタッフは言います。その言葉を聞いたとき、夢を持ち、何年もの長い間、日夜それに向けて努力してきた姿が思い浮かび、興奮に似た感動を覚えました。夢を追いかけている事は子供も大人も変わらないなと思いました。
他にも探究心をくすぐられるような、童心に帰るようなワクワクする展示や表現が多くあり、「まるでスマホを操るように、(飛行機を)操縦できるようにする」など、遠い未来のことだと思っていたことが、すぐ近くにあるのかもしれない、と感じました。
終わりに
モーターショーに行って色々な経験ができました。これまで僕たちは自動車産業にそこまで興味があったわけではなく、モーターショーにもゼミ活動だから見学に来たのであり、正直言って乗り気ではありませんでした。しかし、たくさんの企業の展示、近未来の色々な種類の車を見て好奇心が揺さぶられました。私たちでさえそう思うのですから、車に夢をかけている開発者たちにとってはいかほどでしょうか。自分たちが革命的な車に乗ることができるのは、そう遠い未来ではないかもしれません。