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学生の声から生まれた挑戦!マナー・プロトコール検定対策講座

夏休み特別講座

2025/09/09

夏休み期間中、学内でマナー・プロトコール検定対策講座が開講されました。この講座は経済学部の客員教授である中西絵美先生が担当する「ホスピタリティ」の授業内で、学生から要望があがったことがきっかけとなり実現したものです。学生たちは国際社会で通用する礼儀作法や接遇の基礎を深めるため、夏休みを活用して集中的に学びました。

マナー・プロトコール検定とは?

マナー・プロトコール検定は、日本マナー・プロトコール協会が実施し文部科学省が後援する資格試験です。社会で必要とされる幅広いマナーや国際儀礼(プロトコール)の知識・スキルを体系的に学び、その対応力を認定します。航空やホテル、観光、サービス業界などでも広く取得されており、多くの有名企業でも社員教育に活用されています。

使用テキスト

夏休みの3日間で集中トレーニング

講座は夏休み中に全3回実施され、主に国際学部の学生を中心に8名が参加しました。少人数制で行われたため、学生一人ひとりが積極的に質問や意見を出し合える環境が整えられ、立ち居振る舞い・話し方・テーブルマナー・国際儀礼など、検定に必要な幅広い知識を実践を交えながら身につけました。本講座は、検定合格を目指すだけでなく、学習意欲の向上や自己効力感の醸成にもつながります。また、学んだマナーは就職活動や職場だけでなく、アルバイト・ボランティア活動・地域社会での人間関係など、日常生活にも応用できるスキルです。

 

  • 座学だけでなく実践する場面も多い

  • 少人数できめ細やかな指導

 

指導を担当した中西先生は、航空業界で豊富な経験を積み、国内線チーフパーサーおよび、国際線乗務経験で活躍してきたホスピタリティ教育の専門家です。講座では検定合格を目指すためのポイント解説だけでなく、実務経験に基づいたマナーの背景や国際的視点でのエピソードを交えた授業が展開され、受講した学生からは「座学以上の実践的な学びが得られた」と好評でした。

学生達による実践の様子

学内で試験を実施

講座の締めくくりとして、8月下旬に学内で検定試験が実施されました。学生たちはこれまでの学びを活かし、自信をもって試験に挑んだようです。受験した学生たちは、全員合格したそうです。検定試験対策という枠を超え、人としての品格やおもてなしの心を学ぶ時間としても機能し、将来のキャリア形成に役立つ貴重な経験となりました。

中西先生からのコメント

国際社会では、礼儀作法は文化を超えた共通言語です。この学びを通して、どこへ行っても通用する立ち振る舞いを身につけてほしいと思っています。この講座では、ただ知識を詰め込むのではなく、実体験を通じてマナーを学ぶことを大切にしました。最終日には積極的に質問をしてくれるようになった学生もおり、有意義な時間だったと感じています。受講した学生たちの様子に変化があったことは、私にとってもやりがいになりました。“好きなことに自由に挑戦する”経験は、学ぶことの楽しさを知るきっかけになると思います。今回の取り組みから、学生たちには“学ぶ意味”を自分自身で見つけていってほしいです。

 

受講した学生たちの声
  • 今回の学びを通して、実際に箸の持ち方やドアを閉める際の注意点を意識するようになりました。

  • 航空業界で働きたいと思っているので、まだ先にはなりますが、就職活動の際や社会人になってからもマナー・プロトコールを意識していきたいです。
  • マナーをわかっていると、就職活動の面接だけでなく、社会に出てからも活かせると感じました。

  • 実際に講座の中で模試を行ったことによって、実際の試験に向けて対策ができました。一つ一つの解説がわかりやすく、ポイントが理解しやすかったです。実践も行ったことでイメージしやすくなり、満足でした。マナーについて詳しく知ることができました。

 

今回の対策講座は検定合格を目指すだけでなく、学生たちが学びの楽しさを実感するきっかけにもなりました。今後もこうした特別講座を通じて、学生たちが新たな学びに挑戦し、自信を持って未来へ踏み出せる力を育んでいきます。

 

報告:IR・広報室

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