- 母語だから添削は簡単と思っていたが、実際には文意を壊さずに直すのが難しかった。
- 添削の際には、原稿に表れた留学生の思いを大切にしたいと改めて感じた。
10月19日(日)の大学祭2日目に、留学生のスピーチコンテストが開催されます。これに先立ち、日本語教員養成課程の受講生が留学生の作文を添削し、モデルスピーチを行いました。7月17日(木)と24日(木)の「日本語教育研究Ⅱ」でフィードバックの方法や教材作成のポイントを学び、その知識をもとに実践活動を行いました。まず、留学生の原稿を丁寧に添削し、内容だけでなく話し方や抑揚、態度にも配慮したモデルスピーチを制作します。添削後の原稿とスピーチ動画は、留学生の練習教材として活用されます。

当日は留学生も多数参加し、学年や学部を超えた交流の場となりました。両者のやり取りを通じて、相互理解と指導技術の向上が図られ、会場は大いに盛り上がりました。本学の日本語教員養成課程は、文部科学省が示す50の必須教育内容を網羅したカリキュラムとシラバスで構成されています。受講生は到達目標を確実に達成するため、座学と実践活動を繰り返し、自らの指導力を磨いています。今回のスピーチ演習も、教材研究やフィードバック技術の習得に大きく寄与しました。大学祭本番に向けて、留学生はモデルスピーチの動画をお手本に、スピーチを練習します。日本語教員養成課程ならではの実践的な学びの成果を、ぜひご覧ください。
在学生の感想
留学生の感想
- スピーチでは声の調子や態度が大切だと気づいた。
- 日本語母語話者の話し方を初めて間近で学べ、とても参考になった。