講師は、まず「自分らしい仕事とは何か」を考えるための自己分析の重要性を強調しました。「就職活動とは、自分を知り、仕事を知ること。3年生のこの時期にしっかりと向き合ってほしい」と学生を励ましました。企業選びでは「何がしたいか」よりも「どう働きたいか」「何を大切にしたいか」を掘り下げることが、満足のいくキャリア選択につながるといいます。給与や勤務地などの条件だけで企業を選ぶとミスマッチが起きやすく、「軸」を持って企業を見極める姿勢が大切であることが紹介されました。

TEACHERS/STUDY/LABO
キャリアセンター
2025/04/07
4月3日・4日の2日間、敬愛大学キャリアセンターは就職活動支援イベント「Keiai Career Day 2025」を開催しました。今年も就職情報サイトを運営するリクナビとマイナビから講師を招いての実施です。3年生265名、2年生143名、合計408名が参加し、会場が満員になるほどの賑わいでした。学生たちは本格的な就職活動に向けて第一歩を踏み出しており、進路選択への意識が高まっているようです。
特に、3年生にとっては最新の就職市場の動向や、これからの準備について学ぶ機会となりました。2025年卒の求人倍率は全体で1.75倍と高水準を維持しているものの、企業規模によって格差が広がっています。従業員300人未満の企業では6.5倍と高い一方で、5000人以上の大企業ではわずか0.34倍にとどまり、学生の人気が特定の企業に集中している実態が明らかになりました。早めに情報収集を始めることが重要です。
会場は満員に
講師は、まず「自分らしい仕事とは何か」を考えるための自己分析の重要性を強調しました。「就職活動とは、自分を知り、仕事を知ること。3年生のこの時期にしっかりと向き合ってほしい」と学生を励ましました。企業選びでは「何がしたいか」よりも「どう働きたいか」「何を大切にしたいか」を掘り下げることが、満足のいくキャリア選択につながるといいます。給与や勤務地などの条件だけで企業を選ぶとミスマッチが起きやすく、「軸」を持って企業を見極める姿勢が大切であることが紹介されました。
学生の当面の目標は「夏までにインターンシップに参加すること」です。インターンシップに参加した学生は、内定獲得率が高い傾向があります。受入先の企業から早期選考の案内を受けることもあるため、大きなアドバンテージになります。
インターンシップは「自分に合う仕事かどうかを体験する機会」であるだけでなく、就職活動を一緒に頑張る仲間との出会いの場でもあります。講師からは「就活は情報戦。1人で抱え込まず、仲間と情報を共有して進めてほしい」とアドバイスが送られました。
実際にリクナビから興味のある企業にエントリーする学生たち
イベントの後半では、実際にスマートフォンを使ってリクナビのサイトから企業へのエントリーを体験しました。「難しそう」と感じていた学生たちも、「意外と簡単にできた」と実感し、就職活動への心理的ハードルが下がった様子でした。就職活動は、情報を得て行動を起こすことが大切です。夏のインターンシップ参加を目指して、今この瞬間から動き出すことが、理想の進路への第一歩になるはずです。