まだ教育実習を経験していない1・2年生でしたので、道徳の授業は大学の教員が行いました。Aグループの方では、「あなたがたくや君だったら、ルールを守りますか。友達に教科書を貸しますか?」という発問に、子供たちの意見は大きく二つに分かれました。そこで、机を向かい合わせにして話し合いました。「友達が困っているから貸します。」「ルールは守るものだから、貸さない方がいいです。」初めはこのような意見が出ていましたが、「やっぱり困っている人を助けることが大事でしょ!」という意見が出ると、反対の立場の子供たちは「そうだよね…」と心が揺れ動きます。しかし一方で「何か理由があってルールができたのだから、ルールには意味があると思います。」という意見が出ると、また判断が揺れ動きます。このように、子供たちの心は葛藤を繰り返していました。

Bグループ:「約束」の授業の様子