今回の面接実践に参加するためには、事前に履歴書を提出する必要があります。11月に開催した就活セミナー「履歴書作成講座」に参加した学生たちは、キャリアセンターによる添削を受け、内容をブラッシュアップして企業へ提出しました。
キャリアセンターでは、3年生を対象に就職活動準備プログラム「就活セミナー」を実施しています。就職活動が本格化する前の12月4、6、9日の3日間にわたり、「企業人事担当による企業研究会&面接練習実践」が行われました。本番さながらの面接を体験し、早期に意識とスキルを高めることを目的としています。今年は6社の企業にご協力いただき、のべ31名の学生が参加しました。
事前に履歴書・自己紹介書を提出
前半:企業からの説明
まず、学生たちが4~5名のグループで各企業の人事担当者が待つ部屋に入り、業界や企業の説明を受ける形式で行われました。説明会では、各業界の現状や今後の展望、求められる人物像など、具体的な情報が提供されました。学生たちは業界全体の動向や就職活動の流れに関する理解を深めました。
後半:面接実践
続いて行われた面接実践では、企業の人事担当者が面接官役を務め、本番さながらの雰囲気で進められました。学生たちは主に自己紹介を中心に、PRの練習を行いました。また、面接を受けている学生の受け答えを別の学生が観察し、気づいた点をフィードバックする場面も見られました。練習後には、個別に質問やアドバイスを受ける時間も設けられました。
面接官からは、受け答えの改善点やもっとアピールすべきポイント、声のトーン、話を聞く姿勢、面接で行った質問の意図などに関する具体的なアドバイスがあり、面接の際に気をつけるべきポイントが明確になりました。また、他の学生の回答や態度から、多くの気づきを得ることもできたようです。参加した学生たちは、終了後に人事担当者から個別にフィードバックシートをもらえるため、自分の良いところや改善すべき点を振り返ることが可能です。来年から本格化する就職活動への準備で、大いに役立ちそうです。模擬面接の経験は自分の強みを知り、弱みと向き合える実践的な学びの場となりました。
参加した学生の声
以下のような感想が寄せられました。
- 人事担当の方と個別にお話しできる機会はなかなかないです。学内にいらしてくださったことで大変ためになる話が聞けました。
- 今後の就職活動に対するモチベーションが上がりました。
- 説明を受けた業界や企業について理解が深まり、その業界で働くことのメリットやデメリットも理解できました。
- 面接で意識すべきポイントが分かって、自信がつきました。
- 就職活動において、間違いなく有利に働く情報が得られたと思います。
- フィードバックの内容がとにかく具体的でした。私たち一人ひとりの課題に沿ったアドバイスをくださったと思います。
今後の就活セミナー
キャリアセンターではこのプログラムを通じて、学生が企業研究や自己分析の重要性を理解し、就職活動に向けた準備を早い段階から進められることを目指しています。続いての就活セミナーは、年明けに実施予定です。
- 1/16(木)「メイク・身だしなみ講座」
周りから自分がどう見えるか、自分ではなかなか気づかないものです。人事担当者に好印象な第一印象を与える身だしなみ・メイクのコツをプロから学びます。 - 1/21 「言語・非言語Webテスト受検会」
Webテストは採用試験の序盤で行われることが多く、内定への第一関門となる重要なステップです。