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実践から学ぶ経営の魅力-起業体験プログラム(佐竹ゼミ2年生)-

経済学部経営学科 2年生

2024/10/08

経営学科佐竹恒彦教授の2年生ゼミ(専門導入演習)では、2024年度から「起業体験プログラム」を開始しました。実際に模擬会社を立ち上げ、ビジネスプランに沿って事業を運営することで、経営者感覚を磨きながら組織運営力を身につけ、問題解決のための知恵や事業機会を見出す実践力などを高めます。

 

今回の※「KEIAI起業体験プログラム」では、「敬愛大生による千葉県地元企業の魅力発見事業」を展開する計画です。本事業では、株式会社敬愛メディアサービス(本プログラムの模擬会社)を設立した学生メンバーが、協賛企業の魅力を発見し、その魅力を敬愛大学のデジタルサイネージ上で発信する予定です。※「KEIAI起業体験プログラム」は、東京証券取引所の「起業体験プログラム」に基づいた敬愛大学経済学部経営学科に所属する学生用の教育プログラムです。

佐竹教授から説明を受ける

会社設立の準備

9/30(月)に行われた第1回目のゼミでは、会社組織の確認、定款・株主名簿・登記簿・株券の作成、資本金の収集などの会社設立のための準備が行われました。組織は、株主総会の下に取締役会が置かれ、代表取締役(社長)や各事業部があります。17名の学生が役割を話し合い、16名の取締役と1名の監査役が決定しました。定款は、商号(会社名)や事業の目的などを記した会社の憲法となる重要な文書です。商号は「株式会社敬愛メディアサービス」に決定しました。資本金は、事業の開始に必要となる元手で、株主から出資されたお金です。今回は、一株100円として、学生が1000円ずつを出資して、それぞれ10株が発行されました。

メンバーから出資金を集める

事業

事業は、主に広告の制作・配信の代理業を行うこととなりました。具体的には、敬愛大学内にあるデジタルサイネージ(電子掲示板)に、企業の広告を配信することです。広告を希望する企業を募り、制作費や配信の手数料をいただいて収入とします。広告主は、大学生を対象に自社の商品やサービスを宣伝したい近隣の企業を想定します。この広告枠の魅力を適切に提案して、契約を勝ち取る必要があります。営業活動を開始する前に、まずは自社のサービスが提供する価値や強みを知る必要があります。また、どのような会社をターゲットにして、その価値や強みを伝えていくかといった戦略も必要となるでしょう。事業を展開するために必要な各種分析や戦略の策定を行っていきます。

会社設立の準備を進める

今後の活動

今後の主な活動は、①会社設立の各種手続きの完了、②事業計画の精査・部門別会議、③取締役会の開催(営業・管理・制作活動の進捗確認等)、④提供サービスの事前確認(テスト配信)、⑤提供サービスの検証・決算報告書類の作成、⑥取締役会の開催(決算報告と利益処分案の検討)・会計監査、⑦株主総会(決算報告・利益処分・解散)などを予定しています。有望な顧客を見つけ、期待に応えるサービスを提供できるでしょうか。今後の活動にご注目ください。