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牛乳から生分解性プラスチックをつくろう ~子どもたちと学ぶ持続可能な未来~

Iris活動中!2024 vol.08

2024/07/30

教育ボランティアIrisは6月8日と29日の2日間、「牛乳でプラスチックを作ろう!」という活動を行いました。この活動は、子どもたちに身近な材料から自分の手で生分解性プラスチックを作る体験を通して、環境問題への理解を深め、持続可能な未来を考えるきっかけを提供することを目的としています。

牛乳からプラスチックと聞くと驚かれるかと思いますが、昔は衣服のボタンなどに利用されていたようです。作り方は、まず、温めた牛乳にレモン汁を加えることで、カゼインという固体が分離します。このカゼインを使って好きな形を作り、乾かすことでプラスチックが完成します。活動中には、子どもたちにプラスチックに関するクイズが出題され、プラスチックついて理解を深めました。

今回の活動で児童と共に作ったプラスチック

6/8の企画者、教育学部3年 松井颯希さんのコメント

児童の前に立って説明する際は中々来てもらえずに大変でしたが、参加スタッフの手助けもありしっかりと行うことができました。また児童に対しての声掛けを、どのように行えばよいのか、またどんな声掛けをすればよいのかが、教育実習前のとても良い学びとなりました。初の企画者で大変なことが多くありましたが、自分の成長に繋がる良い経験を積むことができました。

6/29の企画者、教育学部3年 林香菜子さんのコメント

集まった子どもたちは初対面でしたが、プラスチックを作る中で自然とコミュニケーションを取り合うことができていました。ただ、進捗に差が出てしまったため、参加スタッフが手を加えたものを提供しなければならないときがあり、数名の児童から自分がやりたかったのに」と落胆の声も挙がってしまいました。一方で、プラスチックを加工する際には、子供たちが自分で形を作ることを楽しんでいる様子も見られ、全体的に和やかに企画を進めることができていました。

活動を通しての学び

今回の活動で良かった点は、学生スタッフが積極的に児童と関わることができたこと、イレギュラーが起きても協力して対応できたこと、6月8日の反省を生かして動けていたことなどが挙げられます。一人一人が周りの状況を見ながら、学生スタッフ同士で連携して企画を行うことができていたように感じます。

反省点は、教材研究が上手くできておらず各グループで進捗状況に差ができてしまったことが挙げられます。今回参考にした教材は家で行うものであったため、用意に限りがあり本来の形で提供できなかったことが原因の一つだと考えられます。学生スタッフ間でも情報伝達ができていない場面もあり、その場で対応を考えていかなくてはいけないことが多々ありました。改善策として教材研究は何回か行うこと、事前のミーティングなどで企画の内容を学生スタッフ全員が細かなところまで把握しておくことが大切だと感じました。

 

文責:教育学部3年 松井 颯希、林 香菜子