今回の企画では、各スタッフがさまざまな児童とコミュニケーションを取ることができました。子ども達からは「ひな祭りについてよくわかった」「お気に入りのお内裏様とお雛様が描けてうれしい」等といった感想を受けました。この感想や児童の姿から、企画の目標を達成できたのではないかと思います。
また、出来上がった作品を大切に持ち帰る子どもたちの姿が多く見られました。1つ目の企画で製作したお雛様とお内裏様と、2つ目の企画で製作した雛壇を組み合わせて、1つの作品にしたことで子どもたちは満足感や達成感を得ることができたのだと思います。
企画後の反省では、スタッフから「導入の説明とクイズを交互に行うやり方がよかったのではないか」という意見が出ました。今後導入で説明やクイズをする際に、どのような順序にしたらよりわかりやすく、子どもたちの興味を引くことができるかを考えていき、もう一度導入の意味や大切さについて考え、今後に活かしていこうと思います。
3月企画②「みんなでひな祭り!雛壇を作ってみよう!」 こども教育学科 Kさんからの報告
教育ボランティアサークルIrisは、3月16日(土)に、3月企画「みんなでひな祭り!雛壇を作ってみよう!」を参加スタッフ5名、参加児童15名で実施しました。今回の目標は、
・クイズを通して、3月の行事であるひな祭りについての知識を学習することができる。
・みんなで雛壇を完成させてひな祭りを実感する。
・想像力を働かせて活動を行うことができる。
です。それらを踏まえて、以下の内容を行いました。
アイスブレイク
まず初めに、新聞からひらがな一文字をたくさん探すゲームや、命令の最初に「みなさん」がついたときのみ従わなければいけないロボットさんゲーム、グループで順番に数字を言っていくゲームを行いました。アイスブレイクを行ったことで緊張感が解け、午前中の勉強との気持ちの切り替えができました。児童同士でコミュニケーションをとるきっかけにもなりました。
導入「ひな祭りってなんだろう?」
「ひな祭りってなんだろう?」の説明と、ひな祭りがなぜ行われるようになったのかについてのクイズを行いました。クイズは3つの選択肢から選ぶ方式で、10問程度出題しました。説明ではだんだんと飽きてしまった児童もいましたが、導入の後半を全てクイズ方式にしたことで、ひな祭りに興味がないと言っていた児童の興味も引くことができました。児童は身を乗り出して積極的にクイズに参加し、全問正解した児童は飛び跳ねて喜んでいました。
企画その1「自分なりのお雛様とお内裏様作り」
1つ目の紙コップにお雛様とお内裏様の顔を描き、2つ目の紙コップには、折り紙やマスキングテープを使って服のような装飾をしました。モールをペンに巻きつけてバネを作り、その上に置いた顔の紙コップがゆらゆら揺れるように製作しました。児童は、お雛様とお内裏様の顔を人の顔だけでなく好きな動物の顔にするなど創造力を働かせ、楽しそうに装飾を行っていました。また、完成した作品を触って揺らしたり、お友達と顔のパーツを交換したりしていました。
企画その2「雛壇作り」
好きな色の画用紙を自由に装飾して製作しました。子どもたちはクイズで学習した知識を使って色を決めたり、ぼんぼりを作ったりしていました。完成した雛壇に自分で作ったお雛様とお内裏様を置いて、とても喜んでいました。