教育ボランティアサークルIrisは7月17日(土)に、7月企画「マーブリングの世界へようこそ!ぷよぷよボールですてきな海作り」を参加スタッフ7名、参加児童9名で実施しました。今回の目標は、「①海の生き物を知り、海の豊かさを大切にしようとする力を養う(SDGs 14)」「②高吸水性ポリマーの特徴を知り、身近なものと結びつける」の2つです。
今回からアクリル板を設置し、子どもたち同士のソーシャルディスタンスを確保。作業を行う前に注意事項を確認し、安全や感染症対策に気を付けて実施しました。
Part.1 海の環境保護に関心をもってもらうために・・・
児童に興味・関心を持ってもらうには導入が大切です。工作前にSDGsの「項目14:海の豊かさを守ろう」について動画で学習しました。学生スタッフたちは環境問題について児童ともに一緒に考え、「海がゴミで汚れてしまったらどうなってしまうのか」「きれいにするためにはどうしたらよいのか」などの疑問を引き出していきました。
Part.2 マーブリングの海を作ろう
次に、マーブリングをして各々が思い思いの色の海を作りました。学生スタッフはフェイスシールドやマスクで感染対策を徹底――児童の近くに寄ってマーブリングのコツを教えつつ、竹串での混合をサポートすることで、児童たちはきれいなオリジナルの海を作ることができました。たくさんの色を使ったマーブリングの絵を見た児童は、「すごい!」「こうなるとは思っていなかった!」など驚きの声が!どうやらマーブリングの面白さを伝えることができたようです。
お魚作りでは、マーブリングの海に入れるための魚を夢中で作っていました。多くの魚を描いたマーブリングの海はカラフルでとてもきれいです。
一方で、はさみを使うときの注意点について説明が足りず、ヒヤリとした場面がありました。はさみでけがをしてしまった場合も考え、今後の活動では、応急処置ができるように準備していきたいと思います。
お魚作りの後には、ぷよぷよボール(高吸水性ポリマー)を入れて、水を注ぎます。水を入れて絵が出現すると児童たちは「透明になった!すごい!!」「絵が浮き上がっているみたい!」などと気づきの声を上げていました。最後には、1つの大きな水槽にみんなで作った作品を入れて鑑賞しました。
企画を終えて
今回の企画を通して、児童たちから「お家でもやってみたい!」「はじめはどのようになるかわからなかったけど、きれいな模様ができた!」といった感想がありました。海に住んでいる魚の気持ちを考え、海をきれいにすることの大切さを知り、ゴミを減らす意識をもつことができました。また、高吸水性ポリマーは、おむつやペットのトイレにも使われていて、身近なものであるということも知ることができました。
一方でスタッフからは、「何を学ばせたいのかを作業中にも意識させることができなかった」「児童が作業に集中し、次の工程になかなか進めなかった」などの反省点が挙がりました。企画をスタッフ間で共有し声掛けやサポートを行う、時間を黒板に掲示し、「時間を守ろう!」と初めに伝えておくべきといった意見が出ました。今回の反省点を活かして、次回の活動も有意義な時間にしていきたいです。引き続き感染症対策にも気を配り、企画するようにしたいと思います。
(文責:飛田和陽夏)