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2021 vol.01「梅雨なんて吹っ飛ばせ!!わくわくロケット!!」

教育ボランティアサークル「Irisアイリス」

2021/07/19

教育ボランティアサークルIrisは6月26日(土)に、6月企画「梅雨なんて吹っ飛ばせ!!わくわくロケット!!」を、参加スタッフ9名、参加児童6名で実施しました。今回の目標は、「①家にあるもので作品を作ることができるようになる。②オリジナルロケットを作成し、創造性や、発想力を身につける。③これらの工作を通して、材料の構造や面白さを理解する。」の3つです。

Part.1 ゴムの性質を伝える演劇

まずは企画に対しての興味や関心を持ちやすくするためスタッフが劇を行いました。今回作成する「わくわくロケット」はゴムの力を利用して、勢いよくロケットを発射するおもちゃです。ゴムの性質をわかりやすく伝えるため、劇をしながら、「ゴムは伸びたらその後どうなるのか」「ゴムをもっと伸ばすためにはどうしたらよいのか」を児童とともに考え、答えを引き出しました。

Part.2 思い思いのわくわくロケットを作ろう

ゴムについての学習時間の後は、いよいよ「わくわくロケット」作りです。児童たちは色とりどりのテープや紙、カラーペンを使ってそれぞれが思い描くロケットを夢中で作っていました。
ある児童がとても集中して凝ったロケットを作っていたので、手の空いているスタッフでその子用にロケット発射台の棒を作成しました。渡してみるとたいへん喜び、自分が作ったロケットに合わせて装飾をしてくれました。その他にもロケットに友達への手紙をつけたものや、フルーツの絵が飛び出す仕組みのものなど私たちの予想を超える想像力豊かな作品が出来上がっていき、とても楽しくサポートさせてもらいました。

Part.3 わくわくロケット発射実験!

ロケットの工作後には、近隣の公園で実際にロケットを飛ばして遊びました。人に向けずに児童同士で楽しむことができていました。ゴムは引けば引くほどロケットが遠くに飛ぶことを実践しながら学び、安全に楽しむことができました。また、児童全員でロケットの飛距離を競い合うことで、どうすればもっと遠くに飛ばすことができるのかを考えさせるきっかけにもなっていました。

企画を終えて

児童たちから「最初はあまり飛ばなかったけれど、部品を外したことでとても遠くまで飛ぶようになった」「ロケットを上に向けたら高く飛んだ」などの声があがりました。ゴムの伸び縮みの性質や、物の重さ、空気抵抗、重力の性質など、楽しみながら「気づき」を得られたのではないでしょうか。

今回はコロナ禍のため、約1年ぶりの月例企画でした。感染症対策のため、マスクをつけることや材料の受け渡し時に消毒を徹底すること、フェイスシールドやゴム手袋の着用などに気をつけながら作業のサポートをすることができました。
一方で反省点もありました。参加児童に個別のお道具箱を用意していましたが、始めから机の上に出していたことで中身が気になって学習教室や演劇の際に集中できていない児童がいました。

私たちも今回の「気づき」を活かして、次回からは活動のメリハリをつけていきます。引き続き感染症対策に配慮しながら活動していきたいと思います。

(文責:江沢南美)