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CAMPUSLIFE

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2021 vol.04「松ぼっクリスマスツリー ~ 身近な自然のX’mas ~」

教育ボランティアサークル「Irisアイリス」

2022/01/13

教育ボランティアサークルIrisは、12月18日(土)に12月企画「松ぼっクリスマスツリー ~身近な自然のX’mas~」を、参加スタッフ6名、参加児童9名で実施しました。今回の目標は、「➀ 身近にあるものや自然を利用して遊び、その面白さや自然の不思議に気付くことができる」「➁ 松ぼっクリスマスツリーを作成する中で、試行錯誤を繰り返しながら工夫して作ったり考えを巡らせたりする」「➂ 結晶がどのようにして出現したのか疑問を持ち、身近な生活と結びつけて結晶のでき方について理解する」「④ 一人一人の思いや願いを生かした多様な遊びを通して、自分の思いを表現できるようにする」「➄ お互いに作品を見合う中で、それぞれの良さに気付くことができる」の5つです。それらを踏まえて、以下の内容を行いました。

まずは児童たちと打ち解けるために、アイスブレイクとして、クリスマスにちなんだシルエットクイズを出題した後、クリスマスの由来を話しました。続いてサンタクロースの格好をしたスタッフが児童に松ぼっくりを届けます。松ぼっくりの特徴や性質について説明した後、1つ目の企画「結晶のツリー」に入ります。

Part.1 解けない氷で松ぼっくりを飾ろう

「結晶のツリー」は、尿素水溶液から水分が蒸発すると、尿素が結晶として現れることを利用して、松ぼっくりを結晶で飾り付けたものです。白い結晶がまるで裸木に霜が降りたように見えます。「いっぱいかけたら結晶がいっぱいでてくるかな?」「どうして結晶が出てくるのだろう?」などと疑問をあげたり工夫をしたりするなど、児童は興味津々といった様子でした。

Part.2 結晶のツリーを飾り付け、クリスマスツリーに!

2つ目の企画では、先ほどの作成した結晶のツリーを飾り付け、「松ぼっクリスマスツリー」を作成しました。ビーズやモール、綿、細かいラメなどを使い、児童は思い思いの作品を作ることができていました。「黄色で統一したツリーを作りたい!」「綿でふわふわのツリーを作りたい!」「カップを逆さまにして大きいツリーを作りたい!」などと表現の仕方も一人一人違ってユニークです。事前に、緑、銀、白と松ぼっくりに塗装したものを用意していたため、児童は好きな色を選び、世界に1つだけの松ぼっクリスマスツリーを作成することができました。

企画を終えて

今回の企画では、児童から「液体を松ぼっくりに吹きかけるのが楽しかった」「たくさん結晶ができて面白かった」「液体をかけたらどうなるのか考えるのが楽しかった」などの感想がありました。液体が蒸発して結晶が現れる仕組みを楽しく学んだり、松ぼっくりの装飾を工夫したりと児童から好評な企画となりました。
一方でスタッフからは「細かい装飾品を使ったため後片付けが大変だった」「液体が床に垂れない対策をとるべきだった」などという反省点が挙げられました。細かい装飾品を使う際や汚してしまうような液体を使用する際は、新聞紙や広告で作った箱の中や袋の中で行うなどの対応策が出されました。今回の企画の反省点を活かして、次回の企画では、メリハリのついた活動や、起こりうる問題を想定して準備を行っていきたいと思います。(文責:齋藤鈴夏)