教育ボランティア「Iris」は、毎月、地域の子どもたちを対象にした教育イベントを開催しています。今回は「空気の力」をテーマに、ペットボトルと弾を使って遊ぶゲームを行いました。私たちは普段、空気を意識せずに生活していますが、実は空気にはわずかな重さがあり、押すと力を伝える性質を持っています。今回は子どもたちに空気の力を実際に体感してもらえる「ペットボトル空気銃で的当てゲーム!」を企画しました。
この遊びはペットボトルの飲み口の部分に弾をはめて、ペットボトルをポンっと押すと空気が押し出され、弾が飛び出す仕組みを活用しています。ペットボトルの形や大きさによって飛び方が異なるので、様々な種類のペットボトルを準備しました。
弾づくりの工夫

弾づくりには、ティッシュ、アルミホイル、紙、綿、新聞紙、スーパーボール、半紙など、重さや素材の異なる材料を用意しました。子どもたちは「綿は軽いから飛ばないかも」「アルミホイルを硬く丸めたらまっすぐ飛びそう!」と予想を立てながら取り組んでいました。また、ティッシュを丸めたうえで新聞紙で包むなど、素材の組み合わせも自由に変えられます。子どもたちは一番よく飛ぶ弾、コントロールが効く弾など、自分なりに工夫を重ねながら、楽しそうに作成していました。中には学生も思いつかない工夫を凝らした弾を作る子どもおり、子どもたちのアイデアが詰まったたくさんの弾が完成しました。
活動中の様子
これらの弾と、さまざまな形のペットボトルを使って2つのゲームを行いました。
1つ目は、ペットボトルの形に着目し、共通の弾を異なる形のペットボトルで飛ばします。学生が持った籠に制限時間内により多くの弾を入れるゲームです。「よーいスタート!」の合図でいっせいに弾が飛び出し、子ども同士で協力しながらたくさんの弾を入れていました。弾が入るたびに「あ、入った!」と歓声が上がっていました。ゲームを何回かやっていくうちに「このペットボトルのほうが硬くて弾を飛ばしやすい」、「こっちは軽い力でもよく飛ぶ!」など、たくさんの気づきを得る姿が見られました。
2つ目は、より難しいゲームにチャレンジしてもらいました。点数を書いたペットボトルを並べ、倒した的の合計点を競うゲームです。このゲームでは、1回目のゲームで選んだペットボトルを使って、子どもたちが自分で作った弾を飛ばしました。子どもたちは制作時の工夫を発揮して上手に的に当てていました。さらに、「ここを押すとよく飛ぶ!」と気づいたことを周囲と共有する姿が見られ、自然と学び合う雰囲気が生まれていました。

今回の活動を通して
ペットボトルの選び方から弾づくりまで、子どもたちが自分なりの工夫を凝らしながら、実験的に取り組む姿が印象的でした。弾は丸めた素材をセロハンテープで止めるだけで簡単に作ることができるので、短時間でも何度も試作して「もっと飛ぶ弾」を追求できる点が、学びにつながる良い企画だったと感じました。空気という身近なものを使った遊びでも、工夫次第でここまで学びや気づきが生まれることを改めて実感しました。今後も遊びの中で「気づく→試す→わかる」という流れが生まれる活動を大切にしていきたいです。
文責:教育学部1年 名古屋茉海


