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CAMPUSLIFE

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2019Vol.19「秋といえば…10円玉?!」

教育ボランティアサークル「Irisアイリス」

2019/12/16

教育ボランティアサークルIrisは、11月16日(土)に、11月企画「秋といえば…10円玉?!」を参加スタッフ10名、参加児童14名で実施しました。今回の目標は、①自分たちが普段使っている硬貨を身近な調味料できれいにし、酸化物が還元する仕組みを理解すること ②11月の勤労感謝の日と関連づけて、保護者の存在のありがたさやお金の大切さを感じることができること ③自分自身でしおりを作ることで読書を促し、デザインなどから秋を感じられるようにすること ④実験や工作から身近なものの意外性を発見したり、考えたりすることができること の4つです。それらを踏まえて、以下の内容を行いました。

アイスブレイク 「フラフープリレー」

企画の前に、子どもたちと打ち解けるため「フラフープリレー」を行いました。学年や男女に限らず、全員で協力して競争し達成するこの活動は、全体の一体感も生まれ、次の活動へもスムーズに入ることができました。

Part.1 「10円玉ぴかぴか対決・実験」

1つ目の企画として「10円玉ぴかぴか対決・実験」をしました。これは、液体や物質に含まれる酸や塩(えん)などによっておこる還元反応を利用し、10円玉をきれいにするというものです。実験に使用するのは、マヨネーズ・ケチャップ・食塩・洗剤・酢・醤油の6種類です。全体で予想を立て、実際に2種類選んでそれぞれ実験をしてしばらく放置した後に全体で結果を確認しました。児童から、「お酢の力できれいになっている!」といった驚きの声も聞くことができ、発達段階に合わせた内容になっていたと思います。子どもたちは、自分たちが予想していなかったマヨネーズやケチャップに浸した10円がきれいになっているのを見て、とても不思議に感じているようでした。

Part.2 「しおりづくり」

2つ目の企画は「しおりづくり」です。これは、折り紙や拾った落ち葉等を用いて、自分だけのしおりを作るというものです。児童は、自分で拾った落ち葉や折り紙、クレヨン等をうまく使いながらそれぞれのしおりを作り上げていました。活動中も黙々と作品に取り掛かり、教室が無音になるくらいの集中力で仕上げる様子も見られました。

企画を終えて

今回の企画では、こどもたちから「10円がきれいになってびっくりした」「お父さんにも教えてあげたい」などの感想を受けました。これらの感想や企画に取り組むこどもたちの姿から、しっかりと目標を達成できたのではないかと思います。また、スタッフからは「児童の新たな発見につなげられてよかった」や「こどもたちが集中して取り組む環境を作れてよかった」というような意見が上がりました。このようなことから、スタッフにとっても成功体験ができた企画だと感じました。今回の企画から、児童の興味をどのように引き付けるか、新たな気付きにつなげるかという部分で成果が得られたと思います。また、身近なものを使っての実験や工作を行ったため、児童の生活とより結びついている活動内容になっていたお思います。今後もそのような視点を大切にしながら活動したいです。