「千葉限定キャリアインカレ2019」の決勝大会で、敬愛大学の学生チーム「チャオズ」が優勝を勝ち取り、2連覇を果たしました。本大会は、千葉県インターンシップ推進委員会が主催し、県内の11大学が株式会社マイナビの協力を得て開催したものです。
「チャオズ」のメンバーの1人、経営学科の2年のN.Hさんにお話を聴きました。
千葉県版キャリアインカレに挑戦しようと思った理由を教えてください。
「拡大を続ける食品宅配の中で、減少傾向にある牛乳宅配(牛乳屋さん)の再生策を提案してください」というテーマを見て、挑戦しがいのある課題だと思い、応募しました。昨年の大会は授業内で取り組んだものでしたが、今年は更なる成長を図るためにも、自ら応募しようと思いました。
難しいテーマですね。どのような解決策を提案されたのですか?
年々減少している牛乳宅配を再生させるには、他の食品宅配業にはない魅力的なサービスを追加する必要があります。「話し相手が欲しい」「牛乳が余って仕方ない」そういった利用者の声をもとに、最初のターゲットを高齢者に絞り考えたところ、牛乳宅配と管理栄養士の訪問を合わせた新サービスを思いつきました。具体的には、月に2、3回程、管理栄養士が牛乳を持って利用者のお宅に訪問し、栄養指導や運動指導、牛乳を使ったレシピの提案をするというものです。このサービスを提供することで、高齢者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上にもなると考えています。
千葉県版キャリアインカレに参加するにあたり、敬愛大学でのどのような学びが役に立ちましたか?また、どのようなサポートがありましたか?
敬愛大学は一年次から、将来のビジョンについて考えさせる授業が多いと感じます。4年という時間は自分が思っている以上に短いのだと知り、「自分を成長させるために、早く行動に移さなくては」と痛感しました。その時の意識の変化が今に繋がっていると思います。
昨年の大会では、多くの先生方からサービス内容についてのアドバイスをいただいて、なんとか完成させましたが、今年は自分達だけで考えました。それでも、練習スペースを確保していただいたり、プレゼンを聴いていただいたり、今年もたくさんの先生にお世話になりました。最後まで見届けてくれた先生方には感謝の思いでいっぱいです。
千葉県版キャリアインカレを連覇し、学長賞を受賞しました。今のお気持ちを聞かせてください。
在学中に学長賞をいただけるのが珍しい事だと知り、とても嬉しかったです。それと同時にこれからの学生生活も、しっかりしなくてはとプレッシャーを感じました。プレッシャーに負けないくらい、今後も多くの事に挑戦しようと思います。
今回の成果で自信が持てたことは何でしょうか。
自分の考えに自信をもてるようになりました。企業の方々は私たち学生の意見にしっかりと耳を傾け、的確なアドバイスをしてくださいました。優勝して多くの方々とお話させていただき、思いついたアイディアや浮かんだ疑問は発言しない方が損なのだと、恥ずかしがってはいけないのだと学びました。
大学での学びを活かしどのような社会人になりたいと考えていますか?
広い視野をもった社会人になりたいです。視野が広がれば、仕事の幅が広がるのはもちろん、周りの人への気遣いも出来るようになります。大学での学びや学外での活動、アルバイト、その全てが私を成長させて、世界を広げてくれています。これからも多くの方のお話を聞いて、視野を広げていきたいと思います。
「チャオズ」は2019年度の全国版のキャリアインカレにも出場します。本日時点で書類審査の通過の報告も届います。並み居る強豪校との競争を勝ち抜き、敬愛大学の名を全国に轟かせてくれることを期待しています。