みなさん、こんにちは!Iris書記の宮手花林です!
すっかり秋めいてきましたが、今回は暑い夏の時期に行った「もくもく雲と風鈴で夏を感じよう!!」という企画を紹介します。名前の通り、ワクワク感のある企画になりました。企画者である東條瑞姫、高橋愛子を中心に参加スタッフ14人で活動してきました。
7月の企画を担当した教育学部2年の東條瑞姫と高橋愛子です。さっそくみなさんに質問です!「雲に触ってみたい」、「雲を近くで見たい」と考えたことはありませんか。子どもの頃、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。7月の月企画は小学生にとって夏休み最初の企画になるので、私たちは“夢を叶えられる企画”、“夏を感じられる企画”にしたいと考えました。たくさん話しあった結果、「雲の実験」と「風鈴づくり」を実施することに決まりました。
身近なペットボトルの中に雲が!?
1つ目の企画は、何の変哲もないペットボトルに雲を作る実験です。子どもたちが自分で雲を作る前に、企画者が安全面を配慮しながら、ドライアイスを利用して部屋の中に雲を作りました。ドライアイスを細かく砕いてふるい、天井に向けて投げると空気中の水蒸気が冷やされ、細かな水滴として現れます。この原理は、雲ができる仕組みとよく似ています。一方で、空の上と同じように気圧を下げることで、雲をつくることができます。まずペットボトル内を水で少し湿らせます。その後、強くつぶして一気に手を放します。するとペットボトル内の気圧が下がり、温度も下がることで雲が現れます!今回はより雲ができやすくするために線香の煙を利用しました。線香の煙のような細かい塵が空気中にあると、塵のまわりに水分が集まりやすく、雲ができやすいのです。
実験中、子どもたちはドライアイスでできた雲をみて、私たち大学生が問いかける前に「なんで雲はできたのだろう」「湯気だと思ったけど熱くないな」など、自然と子どもたち自身が考えていました。実際に子どもたちがペットボトルで雲をつくる場面では、「押す」という簡単な作業であるため、大学生の力を借りずに自らの力だけで成し遂げようとする姿が見られました。一人で雲を作ることができたという達成感を与えることができたと思います。
風鈴の音っていい音♪
2つ目の企画は、夏を感じる『音』に着目して、風鈴づくりを行いました。風鈴づくりでは、風鈴の音そのものではなく『なぜ風鈴は作られてきたのか』を子どもたちに考えてもらいながら、それぞれの素敵な作品を作ってもらいました!
作成中には「風鈴の意味を考えて作っているよ!」と教えてくれる子どもがいたり、シールの光沢を活かして形を変えたりする姿も見られました。どの児童も工夫を凝らし、個性豊かな作品作りに取り組んでいました!ワイヤーを結ぶ作業やビーズを通す細かい作業でも丁寧に取り組み、自然とお互いの作品を見せ合う環境が作られていました。
今回の活動を終えて
今回の企画は、ドライアイスを扱うため準備が大変で成功するか不安でしたが、周りの力に支えられて無事に成功しました。子どもたちが興味をもって取り組み、実験中から考える姿をみることができて企画者としても安心しました。風鈴づくりでは、たくさんの材料を用意して子ども一人ひとりのオリジナル風鈴が作れるようにしました。私たちの予想以上に個性があふれる作品がたくさん作られていて驚きました。今回の企画を通して、子どもたちは、実験や工作でも自然と考えを巡らせていたり、たくさんの材料から個性豊かな風鈴が作れる創造力を持っていたりと、改めて子どもたちの学ぶ意欲は逞しく、パワフルだと感じました。子どもたちから学んだ「自ら学ぶ姿勢」を胸にこれからも頑張っていきます!
