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職場体験での発見を成長に変える! 敬愛大学インターンシップ報告会

キャリアセンター

2024/11/20

敬愛大学では、学生が自身の進路を明確にするため、インターンシップへの参加を積極的に推奨しています。その集大成として、インターンシップ終了後には受け入れ先企業の担当者や後輩学生の前で報告します。11月12日(火)、経済学部・国際学部の93名の学生たちが、体験を共有するインターンシップ報告会に挑みました。

経営学科Sさん 株式会社新栄での体験

Sさんがインターンシップ先に選んだのは、船橋市にある株式会社新栄。同社はプレスカッティング加工を行い、パソコンや自動車の部品製造を手掛ける企業です。「自分の適性に合った職種を見つける」という目標を掲げ、主体的に取り組む姿勢を大切にしながら臨みました。

 

Sさんが特に印象に残った部署が生産部門と総務部門です。生産部門では、大量の部品を素早くかつ正確に作る工程を体験し、品質追求の厳しさと責任の大きさを実感しました。特に、機械を用いて部品を正確な形状に切り出す作業では、細心の注意が求められることを学びました。

 

総務部門では、実際に採用活動の一環として市内の他大学を訪問しました。訪問中、担当者が学生のマナーや雰囲気を注意深く観察していることを知り驚いたそうです。採用側が見ている視点を知ることで、自分の就職活動にも役立ったと述べています。総務部門では、法律から人事まで幅広い知識が必要です。総務部門に興味をもったSさんは、大学で様々な分野を学んでおくこととの大切さをあらためて感じました。インターンシップに参加したことで、学業への意欲も以前に増して湧いてきたようです。

Sさんの発表を聞く1年生たち

インターンシップ後

Sさんはインターンシップを通じ、インターネットでは得られない情報を、社員に直接質問したり自ら確かめたりする重要性を学びました。「これまで関心のなかった業界にも積極的にインターンシップに挑戦したい」と新たな意欲も生まれたそうです。また、「仕事では人脈が大切」という社員の言葉を受けて、まずは家族や友人に感謝の気持ちを伝えることを意識するようになりました。今回のインターンシップ参加が今後のキャリア形成に大きな影響を与えることでしょう。

株式会社新栄担当者のコメント

Sさんは真面目で、 丁寧に仕事を進めてくれました。Sさんならどんな仕事でもしっかりとこなせる能力を持ってるのではないかと思いました。自身がこういう仕事やりたい、こういうことで自分は社会に貢献していきたいという方向に向かって、これからの1年間、様々なことを一生懸命に勉強したり、経験したりしていただければと思います。

 

 

 

国際学科Nさん 千葉県警察での体験

Nさんは千葉県警察千葉北警察署でのインターンシップに挑戦しました。警察官という仕事の現実に触れながら、公務員の働く環境ややりがいについて深く考える機会を得ました。Nさんは警察官として働くことの魅力として、「家庭がある人への柔軟な勤務時間の調整」や「学び続けられる環境」を挙げました。数年ごとの人事異動で新鮮な気持ちで働くことができると言います。一方で、定時で帰れないことや24時間勤務になることもあるなど、勤務時間上の厳しさもあります。警察官として働くには覚悟が必要だと感じたと語りました。

 

Nさんは老人ホームで行われた交通安全講話にも参加しました。警察官が小道具や体験型アクティビティを取り入れて講話する様子から、警察官も工夫を凝らして記憶に残りやすく、理解しやすいように努めていることを知りました。また、通信指令室では110番通報に緊急性がない通報が多い現状に驚き、「#9110」という相談窓口の周知が課題であると感じたそうです。

千葉北警察の担当者が見守る中での発表

警察官へのイメージ変化

Nさんは当初、「警察官は厳格で近寄りがたい存在」であり、またそうあるべきだと思っていました。しかし、インターンシップ中に市民とのコミュニケーション能力が求められる場面が多いことを知り、そのイメージは大きく変わりました。特に交番勤務では、市民との円滑なコミュニケーションが重要であり、困ったことがあればすぐに相談できるような「話しやすい」環境づくりが大切であると知りました。

今後への抱負

Nさんは将来保安職への興味を持っています。警察署でのインターンシップに参加して、厳格さだけでなく親しみやすい雰囲気を出すことも重要だと気付きました。そのためにはコミュニケーション能力や寄り添う姿勢が必要だと考えています。卒業までにこうした能力を磨いていきたいという抱負を述べていました。

千葉北警察署 警務課長のコメント

警察官の仕事は「弱きを助け、悪を許さない」ことを徹底できることが魅力です。自分の努力次第で給与を上げられ、仕事の幅を広げられます。私は33年間、警察官として勤めていますが、まだまだ仕事の中で知らないこともあって飽きが来ません。人事異動の中で自分に合った部門を探すこともできますので、ぜひ県警に来ていただければと思います。

 

今回紹介したSさんとNさんのインターンシップ体験から分かるように、敬愛大学では事前の準備と事後のアウトプットを大切にしています。目標をもって参加することで、積極的に行動することができ、新たな発見や成長につながります。また、体験を自分の言葉で振り返り、咀嚼することで初めて自分のアピールポイントとして使えるようになるのです。

 

敬愛大学では学生がインターンシップを通して大きく成長できるように今後も支援していきます。

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